
$20のPerplexity ProとChatGPT Plusはどちらが得か
Perplexity Proはモデルの数が多く、ChatGPT Plusは1つのモデルをたっぷり使えます。2026年9月27日に両社のプランページとヘルプセンターを読みましたが、違いは「調べ物と文章」という通説よりはっきりしています。Perplexity Proは8社の8モデルから選べ、$200のMaxに回されているのはGPT-5.6 SolとClaude Opus 5の2つです。ChatGPT Plusが使うのは3段階の思考レベルを持つGPT-5.6 Solだけで、他社のモデルはありません。つまりPerplexity Proが出し惜しみするOpenAIのモデルこそ、ChatGPT Plusの土台です。
下の表は、2026年9月時点で両プランが自社ページで説明している内容を米ドルでまとめたものです。数字が公表されている項目は数字を、言葉でしか書かれていない項目はその言葉を引用符つきで載せています。その言葉こそが実態を物語っているからです。
| Perplexity Pro | ChatGPT Plus | |
|---|---|---|
| 料金 | 月$20、または年払いで月$17(年間約$200) | 月$20。OpenAIは年払いを「not support annual billing」としています |
| 選べるモデル | Sonar 2、GPT-5.6 Terra、Claude Sonnet 5、Gemini 3.7 Flash、Grok 4.6、Kimi K3、GLM 5.3、Nemotron 3 Ultra(2026年9月4日の表) | GPT-5.6 SolのInstant、Medium、High。Extra HighとProモデルは「Not included」 |
| 公表されている主な上限 | Pro Search:「Weekly limits (average use)」。Freeは1日3回、Enterprise Proは週400回 | Thinkingメッセージ:「Thinking limits depend on your plan」。FreeとGoはLunaで「unlimited everyday text chats」 |
| Deep Research | 「Monthly limits (average use)」。Freeは月1回、Enterprise Proは50回。ProはPerplexityが4.5 Thinkingと呼ぶモデル、MaxはOpus 4.6 Thinkingで動作 | 「Expanded deep research」。製品内のカウンターだけが唯一の数字で、初回利用から30日でリセット |
| ファイル | セッションのアップロードは「Weekly limits (average use)」。Projectsページは全プランでProjectあたり5,000ファイル、2.5 GBとし、プランページはProで「Up to 50 file uploads per project」 | 3時間あたり80アップロード、1ファイル512 MB、ストレージ25 GB、Projectあたり25ファイル |
| コンテキストウィンドウ | プランごとの公表なし | Instantは54Kトークン、推論は256K(Proは128Kと400K) |
| 画像と動画 | 画像・動画生成を含む | 「More complex and accurate image creation」。Soraの動画はPlusのカードには記載なし |
| メモリ | 「More usage limits and memory」 | 「Expanded」メモリと、過去のチャットを参照するメモリ |
| 共同作業 | ProではProjectsを最大5人と共有可能。オーナー、編集者、閲覧者の役割あり | Projectあたり25ファイル。共有プロジェクトはOpenAIが別機能として記載 |
| ブラウザエージェント | Comet。2025年10月2日から全員無料。Comet AssistantのクエリはProでは「Monthly limits」 | 内蔵ブラウザとエージェントタスクがOpenAIのプラン機能一覧にあり、プランごとに上限あり |
| チャットの学習利用 | 「Opt-out AI training available」 | 「Content is used to train our models: Opt-out available」 |
| 返金期間 | 月払いは24時間、年払いは72時間。EU、英国、トルコは14日、韓国とブラジルは7日 | 「Payments are generally non-refundable」。未使用の請求から7日以内なら裁量で返金。EU、英国、トルコの権利は別扱い |
購入を決めるのは、主に2つの行です。調べて、その根拠を示す仕事なら、モデルの行と共同作業の行がPerplexity Proに有利です。作業中に切り替えられる8社と、同僚5人が読めるワークスペースがあります。すでに分かっていることから文章やコードを作る仕事なら、モデルの行がChatGPT Plusに有利です。OpenAIはSolを「for complex work across coding, knowledge work and research」、Perplexity Proが使えるTerraを「a balance of capability, speed, and cost」と説明しており、PerplexityはSolをMaxの向こうに置いています。価格を抜きにした製品どうしの比較はPerplexity vs ChatGPTにあります。このページは有料プランだけを扱います。
Pro検索とメッセージは実際に何回使えるのか
ベンダーのページからは誰にも分かりません。2026年9月27日時点で、$20のどちらのプランも主要な上限の数字を公表していないからです。このキーワードで検索1ページ目に出る記事はここを間違えています。1日300回以上(または200回)のPro Searchや月25回のDeep Researchを今も載せていますが、その数字は何か月も前から両社のページから消えています。
Perplexityのプラン比較表(2026年9月5日最終更新)にはPro Searchesの行があります。Freeは1日3回、Proは「Weekly limits (average use)」、Maxは「Weekly limits (advanced use)」、Enterprise Proは週400回、Enterprise Maxは週4,000回です。Researchの行も同じ構成で、Freeは月1回、Proは「Monthly limits (average use)」、Enterprise Proは月50回、Enterprise Maxは500回です。数字が載っている個人向けの階層は無料のものと、単独ではまず買われないものだけです。PerplexityのWhat is Perplexity Proのページには、Proなら「a high volume of daily searches」が使え、Bestモードは「is available without quota limits」で、「For Advanced AI model queries, access may be limited during weeks of especially heavy usage.」とも書かれています。すでに契約していて上限に当たり続けるなら、Perplexity Proの上限で、Perplexityの利用状況フィードが各プールについて何を報告し、いつリセットされるかを確認できます。
OpenAIも同じ構図で、言葉が違うだけです。2026年9月中旬に更新されたGPT-5.6 in ChatGPTのページには、PlusにはSolのMediumとHighが含まれるがExtra Highは含まれないこと、FreeとGoはLunaで「unlimited everyday text chats」が使えること、そして知りたい点については「Thinking limits depend on your plan.」とあります。そのページにある数字は$100と$200のProプラン(GPT-6 Proが週50通と200通)のものです。chatgpt.com/pricingのPlusカードは「Expanded messages and uploads」「Expanded deep research」とし、「Limits apply」という脚注が付いています。
PlusとProについて両社が今も数字を出している唯一の項目がファイルです。OpenAIのFile Uploads FAQでは、Plusは3時間あたり80アップロード、1ファイル512 MB、1ドキュメント200万トークン、ユーザーあたり25 GB、Projectあたり25ファイルです(Proは40、Freeは5)。PerplexityのProjectsページ(2026年9月28日最終更新)は、Projectあたり5,000ファイルと2.5 GB、1ファイル100 MB、「the same for everyone, on every plan」とし、Proでは最大5人の共同作業者が使えるとしています。ところがPerplexity自身のプラン比較ページはこれと食い違い、Proの欄に「Up to 50 file uploads per project」と書き、5,000という数字はEnterprise Maxにしか載せていません。つまり正直に数えると、Plusが1Projectあたり25ファイルなのに対し、Perplexity Proは同社のどちらのページを開くかで50にも5,000にもなります。実際の上限はProjectの設定タブで確認できます。
上限は、ベンダーが予告なしに回すダイヤルです。ですからスペック表ではなく返金期間を基準に買ってください。レビューで読んだ検索回数は、この段落に書いたものも含め、動いているものを撮った写真だと考えてください。
なぜChatGPTに$20を払うのか
ChatGPT Plusに$20を払うのはGPT-5.6 Solを使うためで、理由の大部分はSolです。FreeとGoが動かすのはファミリーで最速かつ最安のGPT-5.6 Lunaです。Plusで初めてSolが現れ、素早い答えにはInstant、考えさせたいときにはMediumとHighを使えます。同じOpenAIのページによると、TerraとLunaは「are not selectable in standard ChatGPT conversations」なので、Plusはメニューが増えるのではなく、料理人の腕が一段上がるイメージです。
2つ目は余裕です。OpenAIの料金表では、Plusのコンテキストウィンドウは、Instantが54Kトークン、推論が256Kで、Freeの27Kを上回ります。推論ターンでは約320ページ分の入力にあたるそうです。章を貼るのと本を丸ごと貼るのとの差です。3つ目はモデルの周りの道具立てです。Projects、定期実行タスク、カスタムGPT、過去のチャットを読むメモリ、Thinking付きの画像生成、Codexとデスクトップ版のWorkアプリがあり、PlusではチャットウィンドウにGPT-6 Astraは出ませんが、WorkとCodexの中では使えます。1つずつの詳細はChatGPT Plusは課金する価値があるかで扱っています。
$20で手に入らないのは、セカンドオピニオンです。答えはすべてOpenAIの答えで、Solが自信満々に間違えても、ワンクリックで反論してくれるClaudeやGeminiはありません。年払いの割引もなく(OpenAI:「we do not support annual billing or the option to pay for multiple months in advance」)、返金期間もあまり期待できません。OpenAIの返金ページは「Payments are generally non-refundable」で始まり、裁量返金は未使用の請求から7日以内に申請し、かつ「no substantial use」の場合だけです。解約を忘れたことは「does not by itself qualify.」とされています。
なぜ調べ物はChatGPTよりPerplexityが向いているのか
Perplexityが調べ物に向くのは、答える前に検索し、出典を示しながら進み、同じ質問を別ベンダーのモデルでスレッドを離れずにやり直せるからです。Perplexity自身の説明では、Pro Searchは「conducts multiple searches across the web」して「dozens of sources」を1つの答えにリンクつきでまとめ、Proプランは無料版の10倍の引用を答えごとに付けるとされています。ChatGPT Plusでは検索はモデルが呼ぶかもしれないツールですが、Perplexityでは検索が製品そのものです。
2つ目の理由はモデル一覧ですが、それを根拠に買う前に、Perplexity自身の注意書きを読んでおくべきです。ヘルプセンターにはこうあります。「Models are subject to change. Perplexity adds new models and retires older ones as providers release them, so the list below is a snapshot as of September 4, 2026 and is not a commitment to keep any individual model available.」このスナップショットでは、ProにSonar 2、GPT-5.6 Terra、Claude Sonnet 5、Gemini 3.7 Flash、Grok 4.6、Kimi K3、GLM 5.3、Nemotron 3 Ultraが含まれます。Maxにはそれらに加えてGPT-5.6 SolとClaude Opus 5が含まれます。9月27日時点のPerplexityのマーケティングページは、すでに表より新しいモデルを挙げていました。表は日付つきの最低ラインと考え、購入当日にモデル選択画面を確認してください。Deep Researchは、2026年9月のAdvanced Deep Researchアップデート以降、Proの契約者には「gradually」Perplexityが4.5 Thinkingと呼ぶモデルで、MaxにはOpus 4.6 Thinkingで動きます。Perplexityは「usage limits have been adjusted to allocate more computing power per session」と述べていますが、ベンダー用語では実行回数が減るという意味です。
さらに、$20で手に入り、マルチモデル型のチャットアプリがどこも真似できないものが2つあります。1つはPerplexityのブラウザComet。2025年10月2日から全員無料で(「Today we are releasing the Comet browser to the world, for free.」)、Proにはそれに加えてComet Assistantのタスクが毎月の枠として付きます。もう1つはProjects。2026年にSpacesから名前が変わった共有ワークスペースで(ヘルプページのURLにはまだspacesとあります)、オーナー、編集者、閲覧者の役割があり、5,000ファイルのライブラリを持ち、Proでは最大5人で共同作業できます。3人の調査チームならここで1つに収まります。
Perplexity Proが負けるところははっきりしています。OpenAIとAnthropicの選択肢がTerraとSonnet 5止まりで、SolとOpus 5は$200の階層にあります。上限は非公表で、同社のページ自身が高度なモデルについて「may be limited during weeks of especially heavy usage」と警告しています。返金期間は月払いで24時間、年払いで72時間で、ヘルプセンターは「we can't process secondary refund requests after a first one has been granted」と注記しています。年額の請求の前に、後ではなく前に、Perplexity Proの返金方法を読んでください。
両方に払うべきか、マルチモデルの1プランにすべきか
ほぼ毎日調べ物をし、ほぼ毎日書くかコードを書くなら、両方に払うのが正解です。月$40は、あなたの1時間分より安いはずです。Perplexity ProとChatGPT Plusの組み合わせは月$40、Perplexityの年払いなら年$440で、HighのSolとPerplexityの引用UIを同時に使えるのは、このページではこの組み合わせだけです。
よく聞かれる代案は、両方のモデルを1つに載せたプランです。2026年9月時点の米ドルでの計算を、各選択肢が諦めるものを最後の列に添えて示します。
| 選択肢 | 月額 | 年額 | 諦めるもの |
|---|---|---|---|
| Perplexity Pro + ChatGPT Plus | $40 | $440(Perplexityは年払い、Plusは月払い) | 2つ合わせた月$20分は、Perplexityがすでに一部重複しているモデルメニューに使われます |
| Perplexity Pro + 無料のChatGPT | $20 | $200 | GPT-5.6 Sol:無料のChatGPTはLuna、Perplexity ProはTerraで動きます |
| ChatGPT Plusのみ | $20 | $240 | 標準での出典表示、Claude、Gemini、Grok、Kimi、共有Projects、Cometの枠 |
| Whizi Pro | $29.99、または年払いで月$19.99 | $359.88、または$239.88 | Comet、PerplexityのProjects共有、ChatGPTのメモリとカスタムGPT、Extra HighのSol、Powerhouse未満での動画生成 |
Whizi Proは私たちが運営している行なので、その前提で読んでください。月$29.99(年払いなら月$19.99)で、GPT-5.6 Sol、Claude Sonnet 5、Gemini 3.7 Flash、Grok 4.6、Kimi K3、PerplexityのSonar Proを1つのモデル選択画面にまとめ、Web検索を標準でオンにします。月2,500クレジットで、Solの回答なら1回20クレジットで約125回、Claude Sonnet 5なら10クレジットで250回使えます(クレジットの仕組み)。ペアに負けるのは4点です。Cometもブラウザエージェントもなく、共有Projectsもなく(Wiziのプロジェクトは自分専用で、チームアカウントはありません)、画像はProで月100枚まで、動画はPowerhouseのみです。また、月に125回を超えるSolのターンを送るヘビーな推論ユーザーには、Thinkingの枠が非公表ながら日常使い向けに作られているChatGPT Plus単体のほうが向いています。並べて比較する機能はProとPowerhouseプランにあります。それでも、どちらの$20プランにもできないことがあります。同じ質問への2社の答えを並べて見せることで、自信満々の誤答を見抜く確認ができる点です。
用途別の結論:調べ物、コーディング、価格
調べ物:Perplexity Pro。すべての答えに出典があり、照合できる8社があり、チームで共有するProjectもあります。反対の場合として、長いレポートをその場で必要とする研究者なら、ProのDeep Researchは回数が減って1回が重くなりました。そのときはHighのSolと256Kのウィンドウを持つChatGPT Plusで、集めた資料を読み込ませるほうが向いています。
コーディング:ChatGPT Plus。HighのSol、Codex、そしてPlusでCodexの中で使えるGPT-6 Astraがあります。Perplexity Proのコーディング向け選択肢は、Claude Sonnet 5とGPT-5.6 Terraに、検索製品の中のコードインタープリターが付く構成です。スクリプト1本やバグ1つには合いますが、1日がかりの開発には向きません。
価格:1年使うつもりならPerplexity Pro。年払いの月$17は、両社が出す唯一の割引だからです。ただし年払いの返金期間は72時間なので、3日以内に決める必要があります。来月やめるかもしれないならChatGPT Plus。年間契約で後悔することがないからです。Perplexity Proがそれ単体で元を取れるかは、Perplexity Proは課金する価値があるかで答えています。
私たちの基準は、もう一方が無料でも選びたい主力モデルのプランを買うことです。それがSolならChatGPT Plusです。「8つのうち、その日に合うもの」ならPerplexity Proです。本当にどちらも選べないなら、両方を契約するか、選ぶ手間そのものをなくすプランです。
- どのみち選ぶであろうモデルで決める:SolならChatGPT Plus、8社から選びたいならPerplexity Pro
- レビューで読んだ検索数やメッセージ数でどちらも買わない。$20の階層では、どちらのベンダーも数字を公表していません
- Perplexity Proを年払いで買うなら、72時間以内に試すこと。それが返金期間のすべてです
- ChatGPT Plusを買うなら、最初の7日以内で、本格的に使う前に判断する。それを過ぎると請求は自己負担です
- 作業ごとに参考ファイルの数を数える:Plusは1Projectあたり25ファイル。PerplexityのProjectsページは5,000、プランページはProで50としているので、ProjectのSettingsタブで確認します
- 残すほうのプランで学習利用をオフにする。どちらもオプトアウト方式で、オプトインではありません
よくある質問
Perplexity ProはChatGPT Goより優れていますか?
調べ物ならそうです。ChatGPT GoはGPT-5.6 Lunaで動き、Solもモデル選択もなく、検索は任意のツールです。一方Perplexity Proは標準で検索し、GPT-5.6 TerraやClaude Sonnet 5を含む8社から選べます。予算重視の文章作成なら、安いアシスタントはGoで、Perplexity Proはそれ向きではありません。
Perplexity ProにはChatGPT Plusと同じGPTモデルが入っていますか?
いいえ。Perplexityの2026年9月4日のモデル表では、ProにはGPT-5.6 Terra、MaxにはGPT-5.6 Solが含まれます。ChatGPT PlusはGPT-5.6 SolをInstant、Medium、Highで動かします。つまり$20のPerplexityはOpenAIの中位モデル、$20のOpenAIは同社のフラッグシップを提供します。
Perplexity Proの課金は価値がありますか?
出典つきの検索を1日に何度も行い、スレッドの途中でモデルを切り替えたいなら価値があります。AIの時間の大半が下書きやコーディングなら、ChatGPT Plusのほうが向いているので価値は薄いです。年払いは月$17で、72時間の返金期間が見極めの期限になります。
Perplexity ProやChatGPT Plusは返金してもらえますか?
短い期間内なら可能です。Perplexityは月払いなら24時間以内、年払いなら72時間以内、EU、英国、トルコでは14日、韓国とブラジルでは7日以内に返金します。OpenAIは原則返金不可としつつ、未使用の請求から7日以内なら裁量で返金し、EU、英国、トルコの居住者には別の権利があります。