AI画像生成の使い方(初心者向けのやさしい入門)

文章から美しいAI画像を簡単に作る方法を解説します。数秒でアート、グラフィック、写真を生み出すための、シンプルなプロンプトのコツを紹介します。

仕組みを一段落で

説明を打ち込むと絵が出てきます。内部では、ツールはランダムな視覚的ノイズから始めて、それをあなたの言葉に合うものへと少しずつ寄せていきます。膨大な量のキャプション付き画像から、言葉がどんな見た目になるかを学んでいるのです。

ここから、初心者のいらだちのほとんどが説明できます。モデルは人のように指示に従っているのではなく、あなたの説明をパターンに突き合わせています。「犬なし」と書けば、犬という語はそこにあり、犬が出てくる可能性は十分あります。何かを書き落とすと、モデルは聞き返しません。見てきた中で最も平均的な版で、その隙間を埋めます。

コツはそれだけです。欲しいものを具体的に言い、欲しくないものはそのために用意された場所に書くことです。

6つの要素でできた型

よい画像プロンプトは、ほぼ必ず同じ6つを含んでいます。抜けた要素は初期値で埋められ、その初期値こそが画像をありきたりに見せる原因です。

要素何を書くか書かないと
被写体具体的な対象と、効いてくる細部その名詞の最も平凡な姿
場所どこにいて、どこまで見えるか空白か、散らかった背景
時間帯、方向、質平板で、均一で、生気がない
画角寄りか引きか、どの角度から毎回、中央寄せのミディアムショット
作風写真、油絵、3DCG、イラストつやのあるデジタルアート
気分と色感じさせたいものと配色彩度もコントラストも過剰

弱いプロンプトは 居心地のよいリビング です。

強いプロンプトはこうです。暖炉に火が入った小さなリビング。使い込んだ肘掛け椅子でキジトラ猫が眠っている。西向きの窓から差す午後遅い光。戸口からの引きの画。リアルな写真、35mm、暖かい茶色とやわらかな琥珀色、静かで暮らしの気配がある。

考えるのにかかる手間は、どちらもほぼ同じです。2つ目は1枚の絵で、1つ目はただの分類です。

そのうえで、初心者がまるごと飛ばす部分を足します。ネガティブリストです。ネガティブ: 文字、透かし、指の本数の異常、散らかった背景、ストックフォト的な作り笑い。 画像がAI生成っぽく見える原因の多くは、繰り返し出る少数のアラに由来します。名指しすれば消えます。

これを楽にするコツ

こうしたプロンプトを自分で書く必要はありません。テキストAIに書いてもらいましょう。

次のための画像生成プロンプトを書いてください。[あなたのざっくりした案]。用途は[目的]です。被写体、場所、光、画角、作風、色と気分の順に構成し、最後にネガティブリストを付けてください。形容詞ではなく画角の違いで分かれた3案をください。

言語モデルは、たいていの人よりずっと上手に画像プロンプトを書きます。形式が決まっていて、膨大な数の実例を見てきているからです。チャットの中で画像を生成することが、単独の画像入力欄より本当に便利な理由もここにあります。プロンプトを書くツールが、絵を描くツールのすぐ隣に座っているのです。

画像が思いどおりにならなかった理由

初心者のつまずきのほぼすべてを覆う、短い診断リストです。

平凡でありきたり。 光と画角を指定していません。この2つは、ほかのどの組み合わせより効きます。

要素は合っているが、配置が違う。 画角を明示しましょう。下からの引きの画寄りの画、被写体は左3分の1に。あなたが何をどこに置きたいかは、言わない限りモデルにはわかりません。

出さないでと頼んだものが写っている。 本文のプロンプトで名指しすると、出る確率はむしろ上がります。ネガティブリストに移しましょう。

手、顔、細かい繰り返し模様が変。 どのツールでも依然として最も弱い領域です。もっと寄せる、角度を変える、手が見えない構図にする、などを試しましょう。単純に生成し直すだけで直ることもあります。

文字がでたらめ。 想定どおりです。次の節で説明します。

ストックフォトみたいに見える。 自然な瞬間 を足し、ポーズではなく動作を描写し、カメラ目線のストックフォト的な笑顔 をネガティブに入れましょう。

使いたい場所に対して形が違う。 実際に必要な縦横比で生成しましょう。正方形をバナーに切り抜けば、せっかく指定した構図を捨てることになります。

堂々めぐりにならない直し方

初心者は、同じプロンプトで生成し直して当たりを待ちます。ある程度の偶然は避けられませんが、無駄になる試行の多くは、一度に複数を変えることから生まれます。

  • 1回につき1つだけ変える。 光か、画角か、作風か。3つ同時に変えれば、何が効いたのかわからなくなります。
  • 細部より先に構図を決める。 画角と光を先に合わせるほうが、画面の違う位置にいる被写体を作り込むよりずっと効率的です。
  • よかった点を言葉にする。 惜しいところまで来たら、ツールが覚えている前提にせず、次のプロンプトで言葉にして伝えましょう。
  • 効いたプロンプトは保存する。 信頼できるプロンプトの型が6つか8つあれば、単発の1枚よりずっと価値があります。複数の絵に統一感を出しているのも、それです。

まだできないこと

文字。 画像の中の文字は、どのツールでも当てになりません。短い単語ならたまにうまくいきますが、見出しやロゴはたいてい失敗します。画像は文字なしで生成し、文字は好きなデザインツールで足しましょう。そのほうが正しいフォントも使えます。

厳密な配置。 「ちょうど3つ、赤いものを左に」は確実には守られません。配置が重要なら、パーツを生成して自分で組み合わせましょう。

同じキャラクターを2度。 同一の人物や商品をシリーズで揃えるのは難しいです。細かい描写を毎回繰り返すと助けにはなりますが、同一の結果が保証されるわけではありません。

実写の精密な編集。 背景、光、作風の調整は得意です。物体を数センチ左にずらすことは、確実にはできません。

そして、できあがったものを使うときの話です。商用の場所に出す前に、必ず規約を確認しましょう。実在の人物、それとわかる場所、存命の作家の特徴的な作風に似た画像は、とくに注意が必要です。条件はツールごとに異なり、責任は画像を公開する側にあります。

チェックリスト
  • 被写体、場所、光、画角、作風、気分の6要素をすべて入れる
  • 欲しくないものは本文ではなく、必ずネガティブリストに書く
  • ざっくりした案から画像プロンプトを書く作業は、テキストAIに任せる
  • 実際に必要な縦横比で生成する
  • 何が効いたかわかるよう、1回につき1つだけ変える
  • 文字は画像モデルではなく、デザインツールで足す
  • 効いたプロンプトを保存して、画像に統一感を出す

よくある質問

AI画像を作るのに絵の才能は必要ですか?

必要ありません。ただし描写する力は要りますし、そこを初心者は軽く見がちです。がっかりする画像とよい画像の差は、ほぼすべて、光と画角と作風をどれだけ具体的に書いたかで決まります。情景を細かく描写するのが得意でないなら、ざっくりした案を構造化されたプロンプトに広げてもらうようテキストAIに頼むとうまくいきます。

画像のアイデア出しにAIを使えますか?

使えますし、多くの人が思っている以上に役立ちます。チャットボットに描写的なコンセプトを5つ出してもらい、気に入ったものをネガティブリスト付きの完全なプロンプトに仕上げてもらいましょう。言語モデルは、たいていの初心者より上手に画像プロンプトを書きます。だからこそ、チャットの中で生成するほうが単独の画像入力欄より有利なのです。

画像の中の文字がでたらめになるのはなぜですか?

描画された文字は、どの画像モデルでも本当に最も弱い領域で、プロンプトで確実に直すことはできないからです。短い単語1つならうまくいくこともありますが、見出し、ロゴ、ラベルはたいてい失敗します。文字なしで生成し、文字は好きなデザインツールで足しましょう。正しいフォントを使え、位置もきちんと決められます。

どの画像生成ツールがいちばん良いですか?

多くの人が思う以上に、題材によって変わります。写真のようなリアルさ、カメラで撮ったように見せたいものにはFluxが最も強いです。イラスト方向で作風の制御と幅を求めるならStable Diffusionです。決めるいちばん早い方法は、同じプロンプトを2つに通して結果を並べて見ることです。人物で勝ったほうが、室内では勝たないこともよくあります。

画像生成のために別の契約が必要ですか?

必ずしも必要ありません。WhiziではPro以上に画像生成がテキストモデルと一緒に含まれているので、ふつうの制作やコンテンツの仕事は、もう1本の請求なしでまかなえます。毎日これを本業としていて、作風をとても細かく制御したい人には、画像専用のツールにも依然として意味があります。