
コーディングはClaudeとGeminiのどちらが優れている?
エージェント経由で作業するなら、コーディングはClaudeの方が優れています。Artificial Analysisは各社が自社で提供するエージェントに、同じ290のタスクを実行させました。2026年10月25日にCoding Agent Indexを確認した時点で、OpusのClaude Codeは、Gemini 4 ArgonのGoogle製Antigravity CLIに3つのテストすべてで勝っていました。
各テストは仕事の異なる部分を測ります。FrontierCodeはCognitionによるテストで、エージェントが実在のリポジトリに加えた変更を、メンテナーがマージするかどうかを問います。100タスクあります。Terminal-Bench 4.0は、シェル上で行う難度の高い66の作業をエージェントに課します。Scale AIのSWE-Atlas QnAは、コードベースの仕組みに関する124の質問を投げます。Claudeの差が最も大きいのはここで、10.8ポイントです。
トークン単価がOpusの半分のClaude Sonnetも勝っています。Sonnetを使ったClaude Codeは59.3で、Terminal-Bench 4.0の66.2%はこのテストの全エージェントで最高です。3つのテストはインデックス内で同じ重みですが、Artificial AnalysisはCoding Agent Indexのページで、このインデックスは「簡易的な比較には便利だが、評価ごとの内訳と併せて読むべきだ」と注意しています。合計だけでなく各行を見てください。
同じ推論負荷設定ならGeminiの方がClaudeより優れている?
高い推論負荷で動かした場合、3つのモデル別テストのうち2つでGemini 4 ArgonがClaude Opusを上回ります。Artificial AnalysisはArgonをこの1つの設定でしか試していません。モデル別ボードでは、Terminal-Bench 4.0でArgonが57.1%、high設定のOpusが56.6%でした。SciCodeでは61.8%対60.4%でした。
| 2026年10月25日時点のモデル | 推論負荷 | FrontierCode 1.1 | Terminal-Bench 4.0 | SciCode (Python) | 100万トークンあたりのAPI料金(入力 / 出力) |
|---|---|---|---|---|---|
| Gemini 4 Argon | high | 43.5% | 57.1% | 61.8% | $2 / $10(11月30日まで)、その後 $4 / $20 |
| Claude Opus 5.5 | high | 54.0% | 56.6% | 60.4% | $4 / $20 |
| Claude Opus 5.5 | max | 52.2% | 59.6% | 66.9% | $4 / $20 |
| Claude Sonnet 5.5 | max | 45.8% | 63.6% | 61.0% | $2 / $10 |
| Gemini 3.8 Flash | high | 36.4% | 19.7% | 56.6% | $0.75 / $3.75(12月31日まで) |
| Claude Haiku 5.5 | max | 41.8% | 32.8% | 55.0% | $0.10 / $0.50(10万トークン未満) |
Opusは設定を上げると抜け出します。max設定ではターミナルの作業の59.6%、SciCodeのタスクの66.9%を通過し、Argonにはこれに対抗するmax設定がありません。FrontierCodeだけは例外です。high設定のOpusは54.0%で、Argonの43.5%を10ポイント以上上回りました。
モデルを取り巻くエージェントも重要です。ArgonはArtificial Analysisが構築したテスト環境ではFrontierCodeで43.5%でしたが、Antigravity CLI内で動かすと48.6%になりました。Google自社のエージェントで5ポイント伸びたことになります。max設定のOpusはClaude Codeで52.2%から56.0%へと、やや小さい伸びでした。
$20プランに付くコーディングエージェントはClaude CodeとAntigravityのどちら?
2026年10月時点で、どちらの$20プランにもコーディングエージェントが付きます。Claude ProにはClaude Code、Google AI ProにはAntigravityとJulesが付属します。Googleのプランは月額$19.99です。Anthropicは月額$20で、年払いなら月額$17です。
| 2026年10月25日時点 | Claude Pro | Google AI Pro |
|---|---|---|
| 料金 | 月額$20、または年払いで月額$17($200) | 月額$19.99 |
| コーディングエージェント | ターミナルとIDEで使えるClaude Code | Antigravity(デスクトップアプリとCLI)とJules |
| 最上位のコーディングモデル | Claude Opus 5.5 | Gemini 4 Argon(2026年10月13日からGeminiアプリで利用可) |
| 公表されている上限 | 5時間のセッション上限と週間上限、回数は非公表 | Antigravity:「Entry rate limits」、週間上限に達するまで5時間ごとに更新 |
| 上限を共有する対象 | Web、デスクトップ、モバイルのClaudeチャット | 記載なし |
| 上限を超えた場合 | 別途請求される使用クレジット | Gemini Enterpriseのレートで課金されるAIクレジット |
| チャットのコンテキストウィンドウ | モデルにより最大1Mトークン | 1Mトークン |
| 無料プランの場合 | Claude Codeは使えない | 「Basic weekly rate limits」付きのAntigravity |
どちらの会社もエージェントの上限に具体的な数字を示していません。AnthropicのClaude Codeヘルプページには、「これらの上限はClaudeとClaude Codeで共有されます。つまり、両方のツールでのあらゆる操作が同じ上限に加算されます」とあります。つまり、バグについての長いチャットがエージェントの利用枠を食います。GoogleのAntigravityプランのページは、Proに「週間上限に達するまで5時間ごとに更新される、高く十分なクォータ」を約束しています。書かれているのはそれだけです。
Gemini CLIはもう個人向けのエージェントではありません。Googleのメンテナーは2026年5月19日にGitHubでこう投稿しました。「2026年6月18日に、Gemini CLIはGoogle AI ProとUltraのリクエストへの対応を終了します」。無料ユーザーも同日に打ち切られ、Antigravity CLIへ案内されました。6月より前のClaude CodeとGemini CLIの比較テストは、いまの個人アカウントで何が使えるかを教えてくれません。
コーディング向けでは、Googleの無料プランの方が優れています。料金ページによると、Antigravityは無料で始められますが、Claude FreeにはClaude Codeがまったく付きません。ただしコンテキストに注意が必要です。Googleの上限ページによれば、無料のGeminiアプリが扱えるのは32Kトークンで、1Mにするには Google AI Proが必要です。
SWE-benchではClaudeとGeminiはどう比べられる?
SWE-benchでは現行のClaudeとGeminiを順位付けできません。どちらのボードにも掲載がないからです。公式のSWE-bench Verifiedボードには2026年2月26日以降の登録がなく、最後の登録はGemini 3系のモデルです。ScaleのSWE-bench Proボードは、Claude Opus 4.6とGemini 3.1 Proで止まっています。
2026年10月25日時点のそのProボードでは、Anthropicの最高エントリーが51.90%、Googleの最高が46.10%でした。ここでもClaudeがリードしています。ただしどちらも1世代前のモデルなので、勝者を決めるSWE-benchの表は、今回の2モデルより前の世代を順位付けしているにすぎません。
コーディングで安いのはClaudeとGemini、どちら?
コーディングではGeminiの方が安く、エージェント1タスクあたりのコストは約半分です。Coding Agent Indexでは、Argon搭載のAntigravityは平均的なタスク1件に$5.86のAPIコストを使いました。Claude CodeはOpusで$11.42、Sonnetで$13.30でした。
トークン単価の差はまもなく縮まります。GoogleのGemini API料金ページでは、Argonは2026年11月30日まで100万入力トークンあたり$2、100万出力トークンあたり$10です。12月1日からは$4と$20になります。これはAnthropicの料金ページにあるClaude Opusと同額です。
これでGeminiの優位は消えます。12月1日にはArgonのすべてのレートが倍になり、キャッシュ入力も含まれます($0.10から$0.20)。当方の計算では$5.86の2倍、同じインデックスの実行は1タスクあたり約$11.72になり、Opusの$11.42と並びます。ArgonはOpusより出力トークンが少ないものの、どちらも1タスクで約1,400万トークンを読み込み、請求の大半は読み込み分です。プランで使う場合は両者の料金は同じです。Google AI Proは月額$19.99、Claude Proは$20です。
コーディングが速いのはClaudeとGemini、どちら?
エージェントのタスクはGeminiの方が速く終わります。インデックスの平均的なタスクで、Argon搭載のAntigravityは34.7分でした。Claude Codeは、Opusで61.0分、Sonnetで79.7分でした。
単発の回答では逆になります。モデルのリーダーボードでは、high設定のOpusはプロンプトから完全な返答までの中央値が36.5秒、Argonは63.2秒でした。どちらも出力が始まれば毎秒約80トークンで流れます。Argonの待ち時間の大半は、最初の一語の前に行う思考です。
コーディングにはClaudeとGeminiのどちらを使うべき?
コードがレビューを通る必要があるならClaude、より安く速いエージェント実行がほしいならGeminiを使いましょう。
| Claudeを選ぶ場合 | Geminiを選ぶ場合 |
|---|---|
| 最高のエージェントスコアがほしい(OpusのClaude Code、61.7) | エージェント1タスクのコストを半分にしたい($5.86対$11.42) |
| メンテナーがマージする変更が必要(FrontierCode 56.0%対48.6%) | エージェントのタスクをより早く終えたい(34.7分対61.0分) |
| ターミナル作業をする(Claude CodeのSonnet、Terminal-Bench 4.0で66.2%) | high設定で科学向けのPythonを書く(SciCode 61.8%対60.4%) |
| 大きなコードベースについて質問する(SWE-Atlas QnA 65.9%対55.1%) | 無料プランでコーディングする(Antigravityには無料枠あり) |
| 単発の回答を速く得たい(high設定で36.5秒対63.2秒) | 12月1日より前にAPIトークンを購入する($2 / $10対$4 / $20) |
すべての行で勝つ方はないので、支払う前に自分のリポジトリで両方を試してください。文章作成やリサーチも含めた総合的な比較はClaude vs Geminiをお読みください。同じインデックスでOpenAIのエージェントを見るなら、ChatGPT vs Gemini for codingでCodexとAntigravityを比べています。ほかのコーディングツールはChatGPT alternatives for codingで扱っています。
Whiziが向くのは、ひとつの限られたケースです。プランを選ぶ前に、Claude OpusとGeminiのモデルに同じコーディングの質問を答えさせたい場合です。並べて比較するチャットはWhizi Proの月額$29.99に含まれ、メッセージあたりのクレジットはモデルによって異なり、変更されることもあります。Whiziはチャットアプリなので、リポジトリ全体の編集にはClaude CodeかAntigravityが引き続き必要です。コーディングガイドでは、各プランで使えるコーディングモデルを紹介しています。
よくある質問
Claude CodeはAntigravityより優れている?
はい、両エージェントを比べた唯一の公開テストではそうです。Artificial AnalysisはCoding Agent Indexで、Claude OpusのClaude Codeを61.7、Gemini 4 ArgonのAntigravity CLIを53.2と採点しました(2026年10月25日時点)。Antigravityはタスクあたりの速度とコストで勝っていました。自分のプロンプトで両モデルを試すなら、無料のAIモデル比較ツールが1つのプロンプトを複数のモデルに送ります。
Gemini CLIはまだ無料で使える?
いいえ、個人アカウントでは使えません。Gemini CLIは2026年6月18日に無料、Google AI Pro、Ultraのユーザーへの提供を終了し、GoogleはAntigravity CLIへ移行させました。Gemini Code AssistのStandardまたはEnterpriseライセンスを持つ企業は、Gemini CLIを引き続き使えます。Antigravity自体には、基本的な週間レート制限つきの無料枠があります。有料プランで何が増えるかはIs Google AI Pro worth itで解説しています。
Google AI ProにはGemini 4 Argonが含まれる?
はい。Googleは2026年10月13日に、Google AI ProとUltraの契約者がGeminiアプリでGemini 4 Argonを使えると発表しており、Antigravityでも両プランに表示されます。Google AI Proは月額$19.99で、1Mトークンのコンテキストウィンドウが付きます。解約する場合は、Geminiアカウントの削除方法で手順を説明しています。
コーディング目的ならClaude Proは価値がある?
はい、ほぼ毎日ターミナルでコードを書くなら価値があります。月額$20のClaude ProにはClaude Codeが含まれ、Claude Opusを使ったときのCoding Agent Indexで61.7とトップでした。上限はClaudeのチャットと共有され、Anthropicはメッセージ数を公表していません。上限がどこで効いてくるかはIs Claude Pro worth itで解説しています。