
プレゼン作成に一番向いているAIは?用途別に選ぶ
Gamma、Claude for PowerPoint、Copilotはそれぞれ得意な用途が違い、支払い方法によって料金も変わります。Beautiful.aiは月払いだと年払いの3.1倍かかります。無料プランも書き出しで分かれ、Gammaは.pptxを出せますが、Pitchは出せません。この表は2026年10月25日に各社の料金ページまたはヘルプページを確認して作成しました。
| ツール | 向いている用途 | 資料の置き場所 | 無料プラン | 最安の有料プラン |
|---|---|---|---|---|
| Gamma | プロンプトから新規作成 | Gamma内(PPTXとGoogle Slidesに書き出し可) | 補充されない400の初期クレジット、1回のプロンプトで10枚まで | Plus、年払いで月$9 |
| Claude for PowerPoint | 社内テンプレートの資料 | Web版、Windows版、Mac版のPowerPoint | なし | Claude Pro、年払いで月$17 |
| Claude Slides | チャット内でのたたき台作成 | Claude | 全プランに記載あり | Claude Pro |
| ChatGPT for PowerPoint | 手元の資料の編集 | PowerPoint | 利用制限あり | Plus |
| Copilot in PowerPoint | Microsoft 365の契約者 | PowerPoint | 記載なし | Microsoft 365 Personal、月$9.99 |
| Gemini in Canvas | Slidesのリンクで共有する資料 | Google Slidesに書き出し | Proのリリース後に提供予定 | Google AI Pro |
| Canva | ブランド素材を使ったデザイン資料 | Canva | 月20回のAI利用 | Pro、年$144 |
| Beautiful.ai | 自動でレイアウトが整う資料 | Beautiful.ai(PPTXに書き出し可) | 14日間のトライアル、カード登録が必要 | Pro、年払いで月$14.50 |
| Plus AI | PowerPointとGoogle Slides内のAI | 自分のファイル | 7日間のトライアル、1,000クレジット、カード登録が必要 | Basic、年払いで月$10 |
| Pitch | 分析機能付きのチーム資料 | Pitch(有料プランではPPTX) | 更新されない100のAIクレジット | Plus、年払いで月$13 |
| Presentations.ai | スライド数の多い無料の.pptx | Presentations.ai(PPTXに書き出し可) | 200クレジット、最大20枚 | Pro、年払いで月$20 |
完成したファイルをどこで使うかで選びましょう。最終的にPowerPointで使う資料は、PowerPointか、本物の.pptx書き出しがあるツールで作り始めるのが基本です。Gamma、Beautiful.ai、Presentations.aiはいずれも対応しています。Pitchは.pptx書き出しが有料プラン限定で、Canvaの無料ユーザーはAI利用が月20回までです。
Prezi(プレジ)は2026年10月25日に料金ページが読み込めなかったため、表には入れていません。Preziが2026年6月に公開した料金に関する記事には、月500のAIクレジット付きの無料Basicプランと、年払いで月$7のStandardプランが載っています。また「PowerPointへの書き出し(.pptx)は有料プランで利用できます」とあります。スライドを順に並べるのではなく、ズーム式のキャンバスを使いたいときに選ぶツールです。
AIプレゼン作成ツールを月払いにすると、いくらかかる?
AIプレゼン作成ツールの多くは年払いで月$9から$20ですが、月払いにすると18%から210%高くなります。一覧の中で最も差が大きいのはBeautiful.aiです。
Beautiful.aiはProを「個人向け年払いで月$14.50」と表示し、同じプランを月払いでは$45としています。年間では$174と$540の差です。MicrosoftはMicrosoft 365 Personalを年$99.99または月$9.99で提供しており、年払いに換算すると月$8.33です。AnthropicはClaude Proを1年分一括の$200、または月$20で提供しています。
Gamma、Pitch、Presentations.aiは、確認した料金ページに年払いの料金しか載っていません。Gammaは年払いで「最大28%」お得になるとしています。来週の1回のプレゼンのために必要なら、1か月だけ契約して解約するのが得です。
自社テンプレートのままPowerPoint内で使えるAIは?
企業テンプレートを使うならClaude for PowerPointが最も強力なアドインで、すでにMicrosoft 365を使っている人には標準のCopilotが第一候補です。現在、PowerPointアプリ内で動くアシスタントは4つあります。
Anthropicのヘルプページが最も具体的です。「Claudeはデッキのスライドマスター、レイアウト、フォント、配色を読み取ります」と説明され、静的な画像ではなく、編集可能なネイティブのPowerPointグラフを作成します。対応環境はWeb版PowerPoint、Windows(ビルド16.0.13127.20296以降)、Mac(16.46以降)で、iPadとAndroidには対応していません。Claudeの有料プラン(月$17から)が必要です。
OpenAIのChatGPT for PowerPointは、Freeを含む全プランで使えますが、FreeとGoでは「限定的な利用」です。OpenAIは「可能な限り既存のプレゼンテーションテンプレートの範囲で動作するよう設計されている」とし、グラフや書式の編集に制限が出る場合があるとも注意しています。アドインの手順はChatGPTでPowerPointは作れる?で順を追って解説しています。
Microsoftは、組織のテンプレートから始めると「Copilotにプレゼンのテーマとデザインを維持したいことが伝わる」と説明しており、24 MB未満のWordファイルで最も効果的に動きます。Microsoft 365 PersonalとFamilyではPowerPointで「無料より多い」Copilot利用が可能で、月$19.99のPremiumでは「大量の」利用ができます。4つ目のPlus AIは、PowerPointとGoogle Slidesの両方に対応するアドインで、月$10からです。
無料で使えて、ちゃんとしたプレゼンが作れるAIはある?
あります。Gammaの無料プランは本物の.pptxを書き出せるので、無料の中では最有力です。ただし400の初期クレジットは補充されません。数本のデッキを作る想定で、1学期分を作るつもりでは使えません。
- Gamma:登録時に400クレジット、1回のプロンプトで最大10枚、「PDF、PPTX、PNG、Google Slides」に書き出し可。
- Presentations.ai:200クレジットで最大20枚、無料のStarterプランでもPowerPointとPDFに書き出せます。
- Pitch:更新されない100のAIクレジット、プレゼンは無制限ですが、.pptx書き出しはPlus以上です。
- Prezi:2026年6月の料金記事によると、無料のBasicプランは月500のAIクレジット付き。.pptx書き出しは有料プランのみです。
- Canva:標準またはプレミアムのAI利用が月20回まで。
- Claude:Anthropicの料金ページではClaude SlidesがFreeに記載され、ヘルプセンターではチャットで作成できるものにPowerPointファイルが挙げられています。
- ChatGPT:FreeではPowerPointアドインを利用可能ですが、利用は限定的で回数は公表されていません。
無料プランで困るのは品質ではなく量です。無料のGammaで作ったデッキも有料版と見た目は変わりません。ただ、使い切ってしまうのです。
どのツールでも、発表に耐えるデッキを作るには?
スライドの前にアウトラインを頼み、各見出しは「結論」として書きましょう。上で紹介したどのツールも、テーマだけを渡すより、短く筋の通ったアウトラインから作るほうが良いスライドになります。
アウトライン用プロンプト:「[対象者]向けの[枚数]枚のプレゼンのアウトラインを作ってください。聞き手は[決めるべきこと]を判断する立場です。各スライドの見出しは、テーマではなく結論を一文で述べるものにし、補足の論点を2、3点と、それぞれの出典を付けてください。スライド本体はまだ書かないでください。私が根拠を示していない論点には印を付けてください。」
次に、そのアウトラインを選んだツールに貼り付けます。アドインの場合は先にテンプレートを適用し、全スライドのすべての数字を元の資料と照らして確認してください。こうしたツールが最もミスしやすいのはグラフです。OpenAIも自社アドインについてそう述べており、正確なグラフはExcelで作って貼り付けるほうが安全です。
このページを公開しているWhiziが作れるのは、最もシンプルな種類のデッキです。whizi.ioでモデルにプレゼンを頼むと、ファイルカードがブラウザ内で16:9の.pptxを作成し、発表者ノート、表、3つのカラーテーマで7種類のスライドレイアウトが付きます。上のデザイン系ツールにはかないません。画像、グラフ、テンプレートの読み込みがなく、モバイルアプリではデッキを作れません。
よくある質問
PowerPointのプレゼン作成に一番おすすめのAIは?
テンプレートを使う作業では、PowerPoint内で動くAIとしてClaude for PowerPointが最適です。スライドマスター、レイアウト、フォント、配色を読み取り、編集可能なグラフを作れます。Claudeの有料プランが必要で、2026年10月時点で月$17からです。すでにMicrosoft 365を契約しているなら、Copilotのほうが向いています。スライド以外も含めた比較はCopilotとChatGPTの比較をご覧ください。
Gamma AIは無料で使える?
はい、初期クレジットの範囲で使えます。Gammaの無料プランは、登録時に補充されない400の初期クレジットが付き、1回のプロンプトで最大10枚まで作成でき、PDF、PPTX、PNG、Google Slidesに書き出せます。Plusは年払いで月$9、月1,000クレジット付きです(2026年10月時点)。
ChatGPTで無料でプレゼンは作れる?
はい、ただし制限があります。OpenAIはChatGPT for PowerPointアドインをFreeプランに「限定的な利用」として掲載しており、利用にはPowerPointも必要です。詳しい手順はChatGPTでPowerPointは作れる?にまとめています。
Claudeはプレゼン作成に向いている?
はい、社内テンプレートを使うデッキには最も強力な選択肢です。Claude for PowerPointはスライドマスターを読み取り、編集できるネイティブのグラフを作成します。また、AnthropicはClaude Slidesを全プランに掲載しています。$20のプランがFreeに何を足すのかはClaude Proは価値がある?で解説しています。